iPS細胞関連技術及びヒトES細胞関連技術に関する特許出願・論文発表の状況について

i PS 細 胞 関 連 技 術 及 び ヒ ト ES 細 胞 関 連 技 術 に 関 す る
特許出願・論文発表の状況について
平 成 21 年 4 月

特許庁

1 . i PS 細 胞 関 連 技 術 及 び ヒ ト ES 細 胞 関 連 技 術 の 概 要
i PS 細 胞 は 2006 年 に 京 都 大 学 の 山 中 伸 弥 ら が 体 細 胞 の リ プ ロ グ ラ ミ ン グ に よ り 、世 界
に 先 駆 け て 作 製 に 成 功 し た 幹 細 胞 で あ り 、 ヒ ト ES 細 胞 は 米 国 ・ ウ ィ ス コ ン シ ン 大 学 の
J . A. Thoms on ら が 1998 年 に ヒ ト 胚 の 細 胞 を 基 に 作 製 し た 幹 細 胞 で あ る 。 i PS 細 胞 、 ヒ ト
ES 細 胞 と も に あ ら ゆ る 細 胞 に 分 化 し う る 多 能 性 幹 細 胞( 万 能 細 胞 )で あ り 、損 な わ れ た
組 織 ・ 器 官 ・ 臓 器 の 機 能 を 修 復 す る 再 生 医 療 や 、 患 者 の 細 胞 か ら i PS 細 胞 を 作 製 し て 疾
患 の メ カ ニ ズ ム を 解 明 す る 研 究 や 、i PS 細 胞 や ヒ ト ES 細 胞 を 分 化 さ せ た 細 胞 を 用 い た 薬
理・毒性試験などの医薬スクリーニング等、創薬・診断分野での利用が大きな期待を集
めている。

2 . i PS 細 胞 関 連 技 術 及 び ヒ ト ES 細 胞 関 連 技 術 の 特 許 出 願 ( 公 開 ) 状 況

2- 1

i PS 細 胞 関 連 技 術 の 特 許 出 願 ( 公 開 ) 状 況

i PS 細 胞 関 連 技 術 の う ち 、
「 新 規 な 幹 細 胞 」に 関 す る PCT 出 願 が 7 件 国 際 公 開 さ れ て い
る ( 2009 年 2 月 13 日 時 点 )。 図 1 に i PS 細 胞 関 連 技 術 の 出 願 系 統 図 を 示 す 。

図 1

i PS 細 胞 関 連 技 術 の 出 願 系 統 図
2005

京都大学

2006

2007

▲ 優:2005.12.13
特願2005- 359537

2008

2009

△ :2006.12.06
PCT/ J P2006/ 324881

(山中伸弥)

1

国際出願

欧州公開 ○ :2008.09.17
EP 1970446A

○ :2007.06.21
国際公開 WO2007/ 69666
分割
△ :2006.12.06
特願2007- 550210

△ :2008.05.20
特願2008- 131577
早期審査
◎ :2008.09.12
特許第4183742
○ :2008.11.27
特開2008- 283972

公開

Wisconsin Alumni
Research Foundation

▲ 優:2007.03.23(60/ 919687)
▲ 優:2007.09.25(60/ 974980) 国際出願
▲ 優:2007.11.19(60/ 989058)

(J .Thomson)
米国出願

Whitehead Institute for
Biomedical Research

▲ 優:2007.04.07(60/ 922121)
▲ 優:2007.07.12(60/ 959341)
▲ 優:2008.03.12(61/ 036065)

△ :2008.03.21
PCT/ US2008/ 57924

○ :2008.10.02
WO2008/ 118820
国際公開
△ :2008.03.21
○ :2008.09.25
12/ 053440
米国公開 US 2008/ 233610A
△ :2008.04.07
PCT/ US2008/ 4516
国際出願

(R.J aenisch)
国際公開

General Hospital Corp.

▲ 優:2007.05.30(60/ 932267)

(K.Hochedlinger)

2

○ :2008.10.16
WO2008/ 124133

3

△ :2008.05.30
国際出願 PCT/ US2008/ 65384
○ :2008.12.11
WO2008/ 151058

4

国際公開

IZUMI BIO, Inc.

▲ :2007.06.15
特願2007- 159382

国際出願
△ :2008.06.13
PCT/ EP2008/ 5047

○ :2009.01.15
WO2009/ 6997

5

国際公開 ○ :2009.01.15
WO2009/ 6930

6

○ :2009.01.15
WO2009/ 7852

7

(桜田一洋)





:優先権主張
:出願
:公開
:登録

△ ▲ :2007.11.20
PCT/ EP2007/ 10019

出願番号
国際出願
各国公開

国際公開

△ :2008.06.13
PCT/ IB2008/ 2540

各国登録
▲ :2008.03.28(US/ 61/ 040646)
PCT出願における出願人
(筆頭発明者)

○ :2008.12.25
特開2008- 307007

( PCT 出 願 は 2009. 02. 12、WPI NDEX は 2009. 01. 29 更 新 ま で を 収 録 )

1

2- 2

ヒ ト ES 細 胞 関 連 技 術 の 特 許 出 願 ( 公 開 ) 状 況

ヒ ト ES 細 胞 関 連 技 術 の 出 願 は 、181 件 が 公 開 さ れ て い る( 2007 年 7 月 公 開 以 降:2009
年 2 月 13 日 時 点 )。技 術 区 分 別 で は 、
「 要 素 技 術 」が 169 件 、
「 応 用 技 術 」が 12 件 で 、研
究開発の中心は「要素技術」であり、まだ技術が確立されていないことがうかがえる。
中でも「分化制御」に関する出願が「要素技術」の約半数を占めている。出願人の国籍
で は 、米 国 籍 出 願 人 が 92 件 で 最 も 多 く 、次 い で 欧 州 国 籍 出 願 人 の 22 件 で あ っ た( 表 1)。

表 1 ヒト
分 類
C. 要 素
技術

ES 細 胞 関 連 技 術 の 技 術 項 目 別 − 出 願 人 国 籍 別 出 願 件 数 ( 2007. 07 公 開 ∼ )
内 容
日本
米国
欧州
中国
韓国
その他
C1. 新 規 な 幹 細 胞
1
14
3
0
1
7
C2. 分 離 ・ 精 製 ・ 増 殖 ・
2
20
11
3
5
12
保存
C3. 分 化 制 御
4
49
6
2
6
18
C4. 細 胞 解 析
0
0
0
0
0
1
C5. 細 胞 改 変
0
2
0
0
0
1
C6. そ の 他 の 要 素 技 術
0
0
0
0
1
0
D. 応 用
D1. 再 生 医 療 ・ 細 胞 治 療
1
1
0
0
0
0
技 術 D2. 創 薬 ・ 診 断
0
5
2
0
0
2
D3. そ の 他 の 応 用 技 術
0
1
0
0
0
0
小計
8
92
22
5
13
41
( PCT 出 願 は 2009. 02. 12、 WPI NDEX は 2009. 01. 29 更 新 ま で を 収 録 )

合計
26
53
85
1
3
1
2
9
1
181

2

3 . i PS 細 胞 関 連 技 術 及 び ヒ ト ES 細 胞 関 連 技 術 の 論 文 発 表 状 況

3- 1

i PS 細 胞 関 連 技 術 の 論 文 発 表 状 況

i PS 細 胞 の 作 製 に 関 す る 論 文 、そ の 他 の 細 胞 へ の 分 化 誘 導 に 関 す る 論 文 、i PS 細 胞 の 作
製 効 率 向 上 等 に 関 す る 論 文 、 再 生 医 療 等 へ の 応 用 に 関 す る 論 文 、 そ の 他 i PS 細 胞 作 製 の
過 程 で ど の よ う な 遺 伝 子 発 現 の 変 化 が 起 こ っ て い る か を 解 析 し た 論 文 な ど 、 i PS 細 胞 に
関連する論文について、その発表状況を調査した。
そ の 結 果 、i PS 細 胞 関 連 技 術 の 論 文 は 67 件 が 発 表 さ れ て い る( 2009 年 2 月 13 日 時 点 )。
2006 年 の 京 都 大 学 ・ 山 中 伸 弥 に よ る 第 一 報 発 表 以 来 、 2007 年 は 12 件 、 2008 年 は 45 件
と 論 文 発 表 件 数 が 増 加 し て い る 。 ま た 、 2009 年 は 2 月 13 日 時 点 で 9 件 が 発 表 さ れ て お
り 、 2008 年 を 上 回 る 勢 い で 論 文 発 表 が 行 な わ れ て い る 。
図 2- 1、図 2- 2 に i PS 細 胞 関 連 技 術 の 論 文 発 表 の 推 移 を 示 す 。

図 2- 1

i PS 細 胞 関 連 技 術 の 論 文 発 表 の 推 移 ( 2006. 08 公 表 ∼ )( 1/ 2)

2006.08

2007.07

Takahashi &
Yamanaka
Cell (2006)
マウスiPS細胞

2007.12
3

1

8

Okita et al.
Nature (2007)
Nanog遺伝子
による選抜
10

2008.01

2008.02

2008.04

2008.05

京都大学

19
早稲田、京大、理研

桜田
14

2008.06

2008.07

2008.08

Nakatsuji et al.
Nature Biotechnol
(2008)
日本人向けiPS
細胞バンク試算

31

Aoi et al.
Science (2008)
分化系列決定細胞
もリプログラム可能

Nakagawa et al.
Nat Biotechnol
(2007)
c- Mycを用いない
iPS細胞(マ ウ ス 、ヒト)

Qin et al.
Cell Res
(2007)
細胞形態観
察による選抜

2008.03
16

Takahashi et al.
Cell (2007)
ヒトiPS細胞

Nakao et al.
Bioorg Med Chem Lett
(2008)
iPS細胞利用医薬アッセ イ

2008.09
46

2008.10

2008.11

2008.12

2009.01

2009.02

Okita et al.
Science (2008)
プラスミド利用
iPS細胞作製

34
Narazaki et al.
Circulation (2008)
心筋細胞への分化

シンガポール
Feng et al.
Nat Cell Biol (2009)
Esrrb利用iPS細胞

Masaki et al.
Stem Cell Res
(2008)
ヒトiPS細胞作製

61

Genome Inst SG:
Ngグループ

7
21

Liao et al.
Cell Res (2008)
6遺伝子利用
作製効率向上

45

Xiaoグループ(
上海)

Peiグループ(
広州)

Qin et al.
J Biol Chem
(2008)
髄膜細胞から
iPS細胞作製

Liao et al.
Cell Stem Cell
(2008)
ラットiPS細胞

Peiグループ(
広州)

54

Xiaoグループ(
上海)
Zhao et al.
Cell Stem Cell (2008)
追加2因子による
iPS細胞作製効率向上

51

Liu et al.
Cell Stem Cell
(2008)
サルiPS細胞

53

Dengグループ(
北京)

中国

29

Kim et al.
Nature (2008)
マウス神経幹細胞に2
遺伝子導入でiPS細胞

Silva et al.
PLoS Biol (2008)
信号伝達阻害による
iPS細胞作製

    日本

65

49

Kim et al.
Cell (2009)
神経幹細胞に1遺伝子
導入でiPS細胞作製

Max Planck:
Scholerグループ

    米 国

Max Planck:
Scholerグループ
Univ Cambridge:Smithグループ

    中 国
    ドイツ

Mauritz et al.
Circulation (2008)
心筋細胞への分化

33

    オランダ
イタリア

Hannover:
Martinグループ

Aasen et al.
Nature Biotechnol
(2008)
ケラチノサイト
由来iPS細胞

Marion et al.
Cell Stem Cell (2009)
iPS細胞とテロメア

48

66

スペイン:
Blascoグループ

スペイン
スペイン:
Belmonteグループ

    イギリス
シンガポール

Duinsberg et al.
Exp Cell Res (2008)
Sox2抜きで神経
幹細胞からiPS細胞
作製

32
Varas et al.
Stem Cells (2008)
ウイルスの挿入部位
はiPS化に無関係

52

Leiden:
Mikkersグループ
スペイン:
Grafグループ

Di Stefano et al.
Stem Cells Dev (2008)
Oct4とKlf4で神経幹
細胞からiPS細胞作製

39

欧 州
San Raffaele:
Broccoliグループ

3

米 国 は MI T あ る い は Har v ar d Uni v. と そ の 連 携 研 究 機 関 の 研 究 者 に よ る 論 文 発 表 が 急
激 に 増 加 し 、 東 部 ボ ス ト ン 地 区 が i PS 細 胞 研 究 の 牽 引 役 と な っ て い る 。

図 2- 2

i PS 細 胞 関 連 技 術 の 論 文 発 表 と そ の 推 移 ( 2006. 08 公 表 ∼ )( 2/ 2)

2006.08

2007.07

2007.12
Hanna et al.
Science (2007)
iPS細胞利用
血液疾患治療

11
Wernig et al.
Nature(2007)
Oct4または
Nanog遺伝子
による選抜

Meissner et al.
Nat Biotechnol
(2007)
細胞形態観察
による選抜

4

2008.01

2008.02

2008.03

Brambrink et al.
Cell Stem Cell
(2008)
iPS細胞作製
プロセス解析

15

20

Wernig et al.
Cell Stem Cell
(2008)
c- Mycは必須でない

12

5

22

2008.04

2008.05

Wernig et al.
PNAS(2008)
iPS細胞利用
神経疾患治療

2008.06

30

Hanna et al.
Cell (2008)
末端分化細胞
からiPS細胞作製

2008.07

2

Harvard:
Hochedlingerグループ

Harvard:
Hochedlingerグループ

17
UCLA:
Plathグループ

Stadtfeld et al.
Cell Stem Cell
(2008)
iPS細胞作製
プロセス解析

37

Stadtfeld et al.
Curr Biol (2008)
末端分化細胞
からiPS細胞作製

Harvard:
Meissnerグループ
13

Park et al.
Nature (2007)
OCT4とSOX2
が必須

Harvard:
Meltonグループ

24

25

Harvard:
Daleyグループ
Harvard:
Hochedlingerグループ

2008.10

2008.11

2008.12

Park et al.
Cell (2008)
疾患特異的
iPS細胞10種
作製

Eminli et al.
Stem Cells (2008)
Sox2抜きで神経
前駆細胞から
iPS細胞作製

2009.02

58

Markoulaki et al.
Nature
Biotechonol
(2009)
iPS解析用マウス

63

Dimos et al.
Science (2008)
ALS患者より
iPS細胞作製

2009.01

Carey et al.
PNAS (2008)
4因子/ 1ベクター

43

Harvard:
Egganグループ 36

Huangfu et al.
Nature Biotechnol
(2008)
ハ ゙ル プロ酸利用
28

Mikkelson et al.
Nature (2008)
iPS細胞作製
プロセス解析

2008.09

Hockemeyer et al.
Cell Stem Cell
(2008)
薬剤誘導性システ
ムによるヒトiPS

Marson et al.
Cell Stem Cell
(2008)
Wntシグナリングは
iPS細胞作製促進

MIT:
J aenischグループ

Maherali et al.
Cell Stem Cell
(2007)
Nanog遺伝子
による選抜

2008.08

Wernig et al.
Nature Biotechnol
(2008)
薬剤誘導性リプロ
グラミングシステム

Harvard:
Meltonグループ

47

Huangfu et al.
Nature Biotechnol
(2008)
ハ ゙ル プロ酸+2因子

38
Harvard:
Daleyグループ

35

Harvard:
Hochedlinger & Cowan

Harvard Univ

Maherali et al.
Cell Stem Cell
(2008)
薬剤誘導性シス テ ム
によるヒトiPS

Stadtfeld et al.
Sciencel
(2008)
アデノウイルス
利用iPS細胞

44
Harvard:
Hochedlingerグループ

42

6

Blelloch et al.
Cell Stem Cell
(2007)
n- Mycの利用

Yu et al.
Science (2007)
ヒトiPS細胞作製

9

Schenke- Layland et al.
Stem Cells (2008)
心血管/ 造血系への分化

Lowry et al.
PNAS (2008)
ヒトiPS細胞作製

Sridharan et al.
Cell (2009)
iPS細胞化の
プロセ ス 解析

64

18
23
Wisconsin:Thomsonグループ

UCLA:
Plathグループ

UCLA:
MacLellanグループ

UCLA:Plathグループ

UCSF:
Ramalho- Santosグループ

J ohns Hopkins:
Chengグループ

26

Mali et al.
Stem Cells (2008)
SV40 large T
antigen利用作製効
率向上

Univ North Carolina:
Zhangグループ

60
41

Tateishi et al.
J Biol Chem (2008)
インスリン産生細胞
への分化

Choi et al.
Stem Cells
(2009)
iPS細胞の造血/
内皮細胞分化

Wisconsin:Slukvinグループ

    日本
Scripps Res Inst:Dingグループ

    米国
    中国
27

    ドイツ
    オランダ

Shi et al.
Cell Stem Cell
(2008)
転写因子と化合物
の組合わせによる
iPS細胞作製

50

Shi et al.
Cell Stem Cell
(2008)
2因子と化合物の
組合わせによる
iPS細胞作製

Li et al.
Cell Stem Cell
(2008)
ラットiPS細胞

55

イタリア
スペイン
    イギリス
シンガポール

40

Xie et al.
Stem Cells Dev (2008)
iPS細胞由来
平滑筋細胞の解析

56
Sommer et al.
Stem Cells (2008)
4因子/ 1ベクター

Boston Univ:
Mostoslavskyグループ
Mi
chi
gan:
Chenグループ

57

Ebert et al.
Nature (2008)
疾患特異的
iPS細胞作製

Wisconsin:Svendsenグループ

59

Ki

chneret al.
St
em Cel

s Dev
(2009)
iPS細胞解析

Stanford:
Wuグループ

Xu et al.
PNAS (2009)
血友病A治療

62

Nevada Cancer Inst:Wardグループ

67

Zhang et al.
Circ Res (2009)
ヒトiPS細胞由来
心筋細胞

Wisconsin:
Kampグループ

収 録 範 囲 : 山 中 ら の 第 一 報 発 表 以 来 、 CAPL US は 2009 年 2 月 13 日 、 MEDL I NE は 2009 年 2 月 9 日 、 BI OSI S は 2009 年 2 月 11
日 、 EMBASE は 2009 年 2 月 12 日 更 新 、 そ れ 以 外 の ソ ー ス ( オ ン ラ イ ン 情 報 等 ) は 2009 年 2 月 13 日 ま で の デ ー タ を 収 録

4

論 文 の 責 任 著 者 ( c or r es pondi ng aut hor ) 別 に 、 論 文 発 表 件 数 を 比 較 し た と こ ろ 、
R. J aeni s c h( Whi t ehead I ns t . Bi omed. Res . , USA)が 12 件 、K. Hoc hedl i nger( Mas s . Gen.
Hos p. , USA) が 7 件 、 次 い で 山 中 伸 弥 ( 京 都 大 学 ) の 6 件 で あ っ た 。 こ れ ら の 責 任 著 者
で あ る i PS 細 胞 研 究 者 と そ の 所 属 機 関 の 所 在 地 を 図 3 に 示 す 。

図 3

i PS 細 胞 研 究 者 と そ の 所 属 機 関 の 所 在 地 ( 2006. 08 公 表 ∼ )

J aenisch(Boston)
Hochedlinger(Boston)
Daley(Boston)
Melton(Boston)
Thomson(WIsconsin) Cowan(Boston)
Eggan(Boston)
Yu(Wisconsin)
S vendson(Wisconsin) Meissner(Boston)
Mitalipova(Boston)
S lukvin(WIsconsin)
Mostoslavsky(Boston)
Kamp(Wisconsin)
Young(Boston)

Mikkers(Leiden)
Austin(Cambridge)
S ilva(Cambridge)

Martin(Hannover)

Yamanaka(京都)
Yamashita(京都)
Nakatsuji(京都)

Deng(北京)
S choler(Munster)
Ramalho- S antos(S F)
Ward(Nevada)
Ma(Nevada)
Plath(LA)
Lowry(LA)
MacLellan(LA)

Blasco(Madrid)
Broccoli(MIlan)

Chen(Michigan)

Xiao(上海)
Cheng(Baltimore)
Nakao(東京)
Graf(Barcerona)
Belmonte(Barcerona)

Pei(広州)
S akurada(神戸)

Zhang(NC)
Ding(S an Diego)
Townes(Alabama)

Ng(S ingapore)

D

収 録 範 囲:山 中 ら の 第 一 報 発 表 以 来 、CAPL US は 2009 年 2 月 13 日 、MEDL I NE は 2009 年 2 月 9 日 、BI OSI S は 2009
年 2 月 11 日 、 EMBASE は 2009 年 2 月 12 日 更 新 、 そ れ 以 外 の ソ ー ス ( オ ン ラ イ ン 情 報 等 ) は 2009 年 2 月 13 日
までのデータを収録

5

3- 2

ヒ ト ES 細 胞 関 連 技 術 の 論 文 発 表 状 況

ヒ ト ES 細 胞 関 連 技 術 の 論 文 は 317 件 が 発 表 さ れ て い る( 発 行 年 2008 年 以 降:2009 年
2 月 13 日 時 点 )。 ヒ ト ES 細 胞 に 関 す る 論 文 は 、「 分 化 制 御 」 に 関 す る 論 文 が 153 件 で 約
半 数 を 占 め 、 次 い で 「 細 胞 解 析 」 の 論 文 が 64 件 で あ っ た 。「 応 用 産 業 」 に 関 す る 論 文 は
32 件 で 、ま だ「 要 素 技 術 」に 関 す る 研 究 開 発 が 確 立 し て い な い こ と が わ か る 。研 究 者( 筆
頭 著 者 ) 所 属 機 関 国 籍 別 で は 米 国 が 131 件 で 、 イ ギ リ ス 以 下 を 圧 倒 し て い る ( 表 2)。
表 2

ヒ ト ES 細 胞 関 連 技 術 の 技 術 区 分 別 − 研 究 機 関 国 籍 別 論 文 発 表 件 数 ( 上 位 の み 、 発 行 年 : 2008 年 ∼ )
要素技術
応用産業
新規
分離
分化
細胞
細胞
その
再生
創薬
その
な幹

制御
解析
改変
他の
医療

他の
細胞
精製
要素

診断
応用

技術
細胞
産業
増殖
治療

国籍
国・地域
合計
保存
米国
米国
14
8
68
31
1
0
4
5
0
131
イギリス
欧州
1
2
17
5
2
0
0
0
0
27
日本
日本
0
4
10
0
0
0
2
0
0
16
カナダ
その他
0
3
8
4
0
0
1
0
0
16
イスラエル
その他
1
1
6
1
0
0
2
2
1
14
中国
中国
2
4
4
1
1
0
1
0
0
13
スウェーデン
欧州
0
1
6
2
0
0
1
2
0
12
韓国
韓国
0
1
9
2
0
0
0
0
0
12
シンガポール
その他
0
2
7
0
1
0
0
1
0
11
フランス
欧州
0
2
2
3
0
0
2
0
0
9
合 計
21
39
153
64
7
1
16
15
1
317
収 録 範 囲 : CAPL US は 2009 年 2 月 13 日 、 MEDL I NE は 2009 年 2 月 9 日 、 BI OSI S は 2009 年 2 月 11 日 、 EMBASE は
2009 年 2 月 12 日 更 新 、 そ れ 以 外 の ソ ー ス ( オ ン ラ イ ン 情 報 等 ) は 2009 年 2 月 13 日 ま で の デ ー タ を 収 録

平 成 19 年 度 特 許 出 願 動 向 調 査 「 幹 細 胞 関 連 技 術 」 で は 、 1980 年 ∼ 2006 年 ( 発 行 年 )
に お け る ヒ ト ES 細 胞 に 関 す る 論 文 は 347 件 で あ り 、日 本 は 米 国 の み な ら ず 韓 国 、シ ン ガ
ポール、オーストラリア、中国といったアジア・オセアニア諸国に後れをとる状況を報
告 し て い る ( 表 3)。

表 3 研 究 者 所 属 機 関 国 籍 別 の ヒ ト ES 細 胞 論 文 発 表 件 数 ラ ン キ ン グ ( 発 行 年 : 1980∼ 2006 年 )






研究者所属機関国籍
国・地域
研究者所属機関国籍
国・地域






1
米国
米国
154
12 イ ラ ン
その他
4
2
イギリス
欧州
35
12 オ ラ ン ダ
欧州
4
3
イスラエル
その他
33
14 ベ ル ギ ー
欧州
2
4
韓国
韓国
29
14 フ ィ ン ラ ン ド
欧州
2
5
シンガポール
その他
19
16 チ ェ コ 共 和 国
欧州
1
6
スウェーデン
欧州
16
16 ス ペ イ ン
欧州
1
7
オーストラリア
その他
12
16 イ ン ド
その他
1
8
中国
中国
11
16 ロ シ ア
その他
1
9
日本
日本
7
16 台 湾
その他
1
9
ドイツ
欧州
7
合 計
347
9
カナダ
その他
7
出 典 : 平 成 19 年 度 特 許 出 願 技 術 動 向 調 査 報 告 書 「 幹 細 胞 関 連 技 術 」( 特 許 庁 ): 第 2- 1- 32 表 ( p. 314)

今 回 の 調 査 で 抽 出 さ れ た 317 件 は 発 行 年 で い え ば 2008 年 以 降 で あ り 、ほ ぼ 1 年 で 1980
∼ 2006 年 の 合 計( 347 件 )に 匹 敵 す る 論 文 発 表 が 行 な わ れ て お り 、ヒ ト ES 細 胞 を 用 い た
研究が非常に活発化していることがうかがえる。

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